本・絵本 読み聞かせ

【すずちゃんののうみそ】子どもたちに読み聞かせました。自閉症や障害のことがすーっとわかりやすい素敵な絵本でした。

2019-04-16

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【すずちゃんののうみそ】子どもたちに読み聞かせました。自閉症や障害のことがすーっとわかりやすい素敵な絵本でした。

2019-04-16

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こんにちは。子どもが4人おります、ONOD家へいへいまーです。

ご訪問いただきありがとうございます。

私、先日こんなことをつぶやきました。

 

その日の朝、NHKの「おはよう日本」で

自閉症の娘さんを持つ母親が書いた絵本

すずちゃんののうみそ】について紹介していたのです。

https://www.nhk.or.jp/shutoken/net/report/20190329.htmlwww.nhk.or.jp

 

放送で少し本の内容を見ただけでしたが

本当に心を動かされました。

 

そして、ニュースではそれを読んだ子どもたちが、

感想を話しているところもあり、

私はその反応を見て、嬉しくなりました。

 

今日はそんな素敵な絵本、

すずちゃんののうみそを読んだ感想と、

自閉症について思うことなど、書いてみたいと思います。

 

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すずちゃんののうみそ

 

母親の思いから生まれた本

 

NHKの朝の番組では、台湾や韓国でも

話題になっていると紹介されていました。

 

実際、この【すずちゃんののうみそ】が発売されたのは1年以上も前のようです。

こんなに良い本が出ていたなんて知りませんでした。

 

朝の準備でバタバタの最中でしたが

手を止めて集中してニュースを見たくらい釘付けの私。

このニュースで本のことを知ることが出来て良かったです。

 

すずちゃんののうみそには、

モデルになった実在のすずちゃんがいます。

そして絵本を書いたのは母親の「竹山 美奈子」さん。

 

娘さんの鈴乃ちゃんは自閉症で知的障害があり、

言葉で気持ちを表現することはほとんどできません。

 

そして保育所のお友だちは、

自分たちとは少し違う娘さんのことを、疑問に思う。

 

どうしてできないの?

 

子どもたちって素直ですからストレートに聞きますよね!

 

そこで、そんな子供たちからの素朴な質問に、

優しく応える本が生まれたのです!

 

障害を知ってもらうきっかけにしてほしい、

そんな母の思いが詰まった【すずちゃんののうみそ】

本を通してその気持ちは、大人が驚くほど、

子どもたちに届いていたようでした!

 

コントロールできない脳のこと

 

絵本の中では自閉症のこと、障害のことが

本当に分かりやすく描かれていました。

 

自閉症の特徴が、すずちゃんの行動とあわせて

ひとつひとつ説明されています。

 

すずちゃんは

のうみそのまんなかへんが

ちょっとだけちがうはたらきかたをしていて

みんなとはちがうしれいがでるときがあるんだって

 

「しれい」とう言葉を使って自閉症のお話しをしています。

すずちゃんののうみそから、うまくしれいがでなくて

本人もなぜだかかわからないし、

コントロールができないんだよ、

頭の中でちょっとみんなとは違うことが起きているんだよ、と。

 

ある学校で作者の竹山美奈子さんが

すずちゃんののうみその読み聞かせをしました。

 

障害のことを怖がらないでね、

自分とは違うことには理由があるんです、

脳の指令がうまくいってないんだなとイメージしてみて欲しい

と伝えていました。

 

そんなお話の後の子どもたちの感想、

 

「みんなと違うけど『困った子』じゃなくて、

『困っている子』っていうことを意識して接したい」

「変な子じゃなくて、いろんなことに敏感で、

そうなっちゃうのかな」

 

といったように、すごく素直に受け入れていて、

本当に私は感動しちゃいました!

 

うちの子どもたちにも同じように

障害について感じてもらいたいなと思ったのでした。

 

読み聞かせた子どもたちの反応

 

朝のニュースをみてすぐ本を注文しました!

すると取り寄せ後発送、とのこと。

 

注文しつつ、早く読みたくなった私は

図書館の蔵書検索で貸出可になってた

すずちゃんののうみそを予約!

 

会社帰りに引き取りに行き、

その日の晩には早速子どもたちに読み聞かせてました(笑)

 

(その後注文した本も意外と早く届き、今2冊あります!)

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我が家の4人の子どもたちのクラスには、

自閉症の子やダウン症の子、難聴の子もいて

1日中ではないのですが、一緒に学んでいます。

 

支援学校から難病の子も1か月に1回程度、

活動に参加することもあります。

 

この本を読んで、もっとその子たちに対して

理解が深められたら意味があるのではないかと

思いながら読み聞かせました。

 

「ぼく、すずちゃんがいたら一緒に遊ぶ!」

「すずちゃんののうみそもいっぱい頑張ってるね」

「支援学校に行ってもずっと友達だから安心してほしいな」

「脳って不思議」

 

と、感想はそれぞれでしたが、

みんなとても興味を示してくれました。

 

この絵本には付録として、本編の後ろページで

自閉症の特徴について1ページずつ解説されています。

上の子の二人はその付録もじっくりと読んで

理解を深めていたようでした。

 

インクルーシブ教育の小学校

 

子どもたちが通う小学校では、先にも書いたように

自閉症の子も普通クラスで学んでいます。

(すずちゃんよりも軽度の症状です。)

 

以前、参観日に先生から「インクルーシブ教育」について

ご理解いただきたいと時間を設けてお話がありました。

 

インクルーシブ教育とは、子どもたち一人ひとりが多様であることを前提に、障害の有無にかかわりなく、誰もが望めば自分に合った配慮を受けながら、地域の通常学級で学べることを目指す教育理念と実践プロセスのことをいいます。

つまり、「一人ひとり丁寧に」と「みんなで一緒に学ぶ」の両方の実現を目指す教育理念であるといえます。

英語ではinclusiveと表記され、「包括的な」「包み込む」という意味です。障害の有無によって学ぶ場所が分けられるのではなく、一人ひとりそれぞれの子どもの能力や困りごとが考慮された、すべての子どものための教育という意味で使われています。

引用:発達ナビ

 

そして気になって調べてみましたら、

私の住む宮城県では力を入れ始めたところのようでした。

 

www.asahi.com

 

被災地では自閉の傾向がみられる子どもが増えているという

報告も耳にしたことがありますし、

実際多いかもと感じることもあります。

 

この教育については賛否両論あるようですが、

私はいいのではないかと思っています。

 

避けるのではなく、無理に優しくするでもなく、

自然に接したり助けたり、

そんなふうに出来る子どもたちになってほしいなぁ。

 

さいごに

 

すずちゃんののうみそ】は私にとって大切な1冊となりました。

 

障害を持つ子どもさんのご家族は

体も心も大変なときがあるだろうなぁと、

当の本人ではないので想像でしかないのですが思います。

 

そうではない私は、少しでも子どもたちが

障害について正しく理解できるように、

子どもたちに聞かれた時には

きちんと説明できるよう

していきたいなぁと思うのでした。

 

すずちゃんののうみそ、せがまれて読み聞かせ、5回しました!

子どもたちにも心に残る1冊になったようです。

 

みなさんも是非読んでみて下さい。

とてもあたたかい気分になりますよ♡

 

 

 

▼こちらのサイトで素敵な絵本探してます。



 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

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へいへいまー

宮城在住のアラフィフママです。 双子を含む4人の子どもを高齢出産。 (中2長女、小6長男、小4双子の次男三男) 暑苦しくも愛しい子育ての毎日です。 子育て中の悩み、兄弟多いあるある、双子のこと、 不登校になった長男のこと、日々のあれこれ綴ってます。

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